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闇の王と光の騎士

第11章 戦慄の国内浄化作戦

すまいるは指名手配の凶悪犯や魔族が載った手配書を渡す。

「そこに載っている奴等を始末してくれ」

「はぁ……私は殺し屋ではなく、警護をする用心棒なのですが……」

やる気を見せない遥風だったが、ここまで王に譲歩させたのだからさすがにあとには引けなかった。

「まあ、いいです。わかりました。けど僕は指揮官なんて柄じゃないんで現場で戦います。いいですか?」

「ああ。よかろう」

まあやと霧里もそのとぼけた用心棒をじっと見ていた。

「じゃあ」と言い残し、遥風は戦地へと赴く。

王国の威信を賭けた浄化作戦の開幕である。

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