闇の王と光の騎士
第11章 戦慄の国内浄化作戦
「そう。疲れたから少しここで休ませて欲しい!!」
「休む暇なんてありませんよ……」
住職の後ろから一人の王立軍兵が近付く。
「住職様、こいつらはいい方の山賊なんかじゃありません。手配書でもSランクの大悪党、ドレスアップ山賊団です。その団長がその男、みぃみぃです」
「大悪党だとっ!? 失礼なっ! 名を名乗れっ!!」
「私は王立軍所属、月夜野羽咲二等兵です!!」
月夜野は剣を構えながらみぃみぃの前に立つ。
指名手配者が立ち寄りそうなところを王立軍の兵たちは待ち伏せしていた。
「二等兵で俺に勝つつもりかよ!!」
みぃみぃたちは大爆笑する。
「わ、笑うなっ!! 笑うなって言ってるだろ!!」
剣を振り回しながら威嚇するが山賊団の笑いは止まらない。
「悪りぃ悪りぃ……よしっ! なんとかウサギ二等兵!! 冥土の土産に俺が相手にしてやんよ!!」
みぃみぃはその辺に落ちていた大きめな木の枝を取り、仰々しく構えた。
「余裕かましてられるのも今のうちだっ!」
月夜野は剣を持つ手に力をこめる。
「休む暇なんてありませんよ……」
住職の後ろから一人の王立軍兵が近付く。
「住職様、こいつらはいい方の山賊なんかじゃありません。手配書でもSランクの大悪党、ドレスアップ山賊団です。その団長がその男、みぃみぃです」
「大悪党だとっ!? 失礼なっ! 名を名乗れっ!!」
「私は王立軍所属、月夜野羽咲二等兵です!!」
月夜野は剣を構えながらみぃみぃの前に立つ。
指名手配者が立ち寄りそうなところを王立軍の兵たちは待ち伏せしていた。
「二等兵で俺に勝つつもりかよ!!」
みぃみぃたちは大爆笑する。
「わ、笑うなっ!! 笑うなって言ってるだろ!!」
剣を振り回しながら威嚇するが山賊団の笑いは止まらない。
「悪りぃ悪りぃ……よしっ! なんとかウサギ二等兵!! 冥土の土産に俺が相手にしてやんよ!!」
みぃみぃはその辺に落ちていた大きめな木の枝を取り、仰々しく構えた。
「余裕かましてられるのも今のうちだっ!」
月夜野は剣を持つ手に力をこめる。