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闇の王と光の騎士

第11章 戦慄の国内浄化作戦

紫響が鞭を振るうと原住民戦士はあとづさる。

その絵面はまるで奴隷狩りに来た悪徳商人のようだ。

戦士のなかでも最も逞しくイケメンなものに女王様は狙いを定める。
その者の名前は『ボラウェイ』といった。

「はッ!!」

紫響の鞭捌きは熟練されたものでまるで自分の体の一部のように的確にイケメン戦士の腕にヒットする。

「アグチィ!!」

ボラウェイは原住民の言葉で叫びながら腕を押さて前屈みに倒れる。

鞭を武器のものからプレイ用のバラ鞭に持ち変え、ボラウェイの尻を踏みながら打ち付けていく。

「ほらッ!! 鳴きなさい!!」

「アグチィ!! アグチィ!! アグチィ!! アウッ!! ヒャッヒー!!」

打ち付け続けるとボラウェイの鳴き色が変わる。

「ヒャ、ヒャッヒー!?」

恐れて遠巻きに見ていたもの達がその反応に驚く。

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