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原住民たちに導かれ、紫響は村長の家に連れていかれる。

村長は紫響の前で恭しく膝まづき、村長の椅子へと紫響を座らせた。

「なに？　私を村長にしてくれるのかしら？」

戸惑いながらも悪い気のしない紫響はその椅子に腰掛けて足を組む。

妖艶なその姿に村の男連中は「シーダ!!」と叫び始めた。
娘たちの鳴き声は一層強まっていった。



原住民たちは次々とフルーツや山豚の丸焼きなどを次々と紫響に運ぶ。

「へぇ……意外に美味しいわね……」

紫響はグラスに注がれた白濁する地酒を楽しんでいた。

その時----

「アームンダ!!　アームンダ!!」

ボラウェイが血相を変えて村長の家に飛び込んでくる。

不吉な予感を感じ、紫響は腰の鞭を手に取り表へと出た。