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闇の王と光の騎士

第11章 戦慄の国内浄化作戦

村の入り口で戦士達が侵入者を囲んでいた。

紫響が現れると戦士たちは素早く脇に逸れ、紫響に道を開ける。

「やはり……こんなところに隠れてたな、凶悪犯……」

戦士達が囲んでいたのはローブに身を包んだ少女、霧里だった。

すまいる王の飼い慣らす狂犬は鋭い眼差しで紫響を睨んでいた。

「なにかしら……今私のウェルカムパーティーを開いてもらってるの……無粋な真似はよしなさい」

紫響も負けずに鋭く睨み返す。

「そう。じゃあお葬式に変えてもらうことね」

言うが早いか、間髪入れず霧里が蹴りを放つ。

嗜虐の女王と殺しのプロフェッショナルが未開の原住民村で雌雄を決する。

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