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闇の王と光の騎士

第11章 戦慄の国内浄化作戦

「死にたいの、貴女?」

ゆずは更に力を込め、ギリギリとゆきめの頸部に指を食い込ませる。

身体の軽いゆきめは締め上げられながら片手で持ち上げられた。

(このままじゃ……死ぬっ!!)


ゆきめは慌てて胸の前で魔術の印を切る。

「ッッ!!」

ゆずは慌てて手を離し、防御魔法を唱える。

「ゲホゲホッ!!」

頸の圧迫から解放された料理人少女はえずきながら横たわった。

(殺してでも奪うか……)

ゆずは剣を手に取り、振りかぶる。

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