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闇の王と光の騎士

第11章 戦慄の国内浄化作戦

王国の追撃は予想以上に厳しく、奥地へ奥地へと逃げるうちに彼女たちはこんな秘境まで追いやられていた。

「もうこんなところまで来たらさすがに追っ手も来ないんじゃない?」

足がパンパンの澪は近くの岩に座り、泣き言のようなことを言う。

「いや、わかんないっすよ~。あいつらしつこいし……」

「じゃあ俺が近くの様子を探ってくる」

ちびりの元隊長がそう言って草むらを分け入って消えていった。

澪たちはその間、暫しの休息をとる。

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