テキストサイズ

闇の王と光の騎士

第11章 戦慄の国内浄化作戦

しばらくするとちびりが息を切らして戻ってきた。

「おいっ!! 向こうに村があるぞ!!」

「えっ!? こんなとこに!?」

「怪しいな……軍の罠じゃないか?」

「いや。観察したがどうやら原住民の村みたいだ。軍の姿はない」


澪たちは用心深く物音をたてないように村に近付いていった。

確かにちびりの言う通り、軍が潜んでいる様子はなかった。

「ちょっとあの村で匿ってもらいましょう!!」

「いや、でも原住民っすよ? 言葉通じないんじゃ?」

「そんなの身ぶり手振りでなんとかなるんじゃない?」

久々の人里に澪は心が弾んでいた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ