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闇の王と光の騎士

第11章 戦慄の国内浄化作戦

しかし原住民からしてみれば彼女たちは招かざる客であった。

澪たちは隠れているつもりだったが、気配や臭いで原住民たちにはとっくにバレていた。

「ボングララッ!!」

「わっ!?」

いつの間にか澪らの背後に立っていた原住民の戦士たちは槍を突き出して威嚇してくる。

彼らは基本的には温厚な性格のため、戦闘は好まない。
こうして脅して追い払うことがほとんどだ。

しかし言葉が通じない澪たちにはそれが脅しなのか本気で殺しに来ているのか判断はつかない。

不意を衝かれたこともあり、彼女たちはパニックに陥った。

原住民が槍を突きたて、殺しに来たと勘違いしてしまうのも無理はなかった。

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