闇の王と光の騎士
第11章 戦慄の国内浄化作戦
澪が刀を天を突き刺すように構える。
それは無防御の『殺』の構え。
「覚悟だけは一人前ね。じゃあ死になさいっ!!」
紫響は手のひらからブリザードを放つ。
「ッッ……これしきっ……」
吹雪が起き、氷が生まれ、つららが飛んで澪の身体に突き刺さる。
「ああっ!!」
手、足、腹部に刺さり、澪は耐えきれずに吹き飛ばされる。
「ボラウェイも……他の戦士たちも貴方たちを殺す気などなかった……なのに貴方たちはっ……」
紫響の瞳に涙が浮かぶ。
「そ、そんなこと私たちは知らなかったのっ……誰だってあの状況なら反撃してしまうわっ……それにあなただって私の仲間を殺したじゃないっ!!」
血塗れになりながら澪は立ち上がる。
「貴方達が勝手にこの地に火種を持ち込んだのよっ!! この村の人たちは争いなんて望んでいないっ!!」
言葉では解決しない。
互いに互いの正義があるからだ。
そんなこと、わかっていながらも折り合いのないことを言い合う。
それは無防御の『殺』の構え。
「覚悟だけは一人前ね。じゃあ死になさいっ!!」
紫響は手のひらからブリザードを放つ。
「ッッ……これしきっ……」
吹雪が起き、氷が生まれ、つららが飛んで澪の身体に突き刺さる。
「ああっ!!」
手、足、腹部に刺さり、澪は耐えきれずに吹き飛ばされる。
「ボラウェイも……他の戦士たちも貴方たちを殺す気などなかった……なのに貴方たちはっ……」
紫響の瞳に涙が浮かぶ。
「そ、そんなこと私たちは知らなかったのっ……誰だってあの状況なら反撃してしまうわっ……それにあなただって私の仲間を殺したじゃないっ!!」
血塗れになりながら澪は立ち上がる。
「貴方達が勝手にこの地に火種を持ち込んだのよっ!! この村の人たちは争いなんて望んでいないっ!!」
言葉では解決しない。
互いに互いの正義があるからだ。
そんなこと、わかっていながらも折り合いのないことを言い合う。