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闇の王と光の騎士

第13章  魔界争乱

「あなたたち、どう? センセイの秘密のレッスン、受けたいかしら?」

すらりと長く、艶かしい脚を組み変えながら生徒たちに視線を流す。

「はいっ!!」

男子生徒達は声を揃えた。

その瞬間であった。

ドゴンッ!!

壁に震動が起き、砕け飛ぶ。

「ほう……魔族討伐にきたが……とんだおまけがいたものだな……」

大斧で壁を一撃で崩壊させたももは将軍は紫響の姿を見て苦笑いする。

「あらあら……不粋な王立軍のお出ましね……ももは将軍……でしたっけ?」

教壇から飛び降りた紫響は一本鞭を腰からほどき、険しい表情に変わる。

「あ、僕もいますんで……」

そう言いながらももは将軍の後ろから遥風が姿を現す。

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