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闇の王と光の騎士

第13章  魔界争乱

ももはは振り返り遥風を睨む。

「……まあいい。貴様が何を企んでいるかは知らない……けどここでケリをつけてやろう」

「王立軍同士の仲間割れ? 将軍ともあろうお方が感心しませんね」

そう言いながらも遥風は殺気だった気配を更に強めた。

「危険な芽は摘み取る……国民の安全のためだ」

ももは将軍は戦斧を構える。

「そういうあなたこそ何を企んでるんですか? 国王の忠実なしもべ……って訳じゃなさそうですけど……」

例え王立軍同士といえどスタンスの違う二人は戦わざるを得ない運命だった。

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