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闇の王と光の騎士

第13章  魔界争乱

「舐め腐りやがって!!」

「仕方ないですよ。それにそれはそもそもあなたの火炎球なんですから」

怒りに震えるももはを遥風は冷静に見ていた。

(あの程度の魔術をかけてきたということは将軍はやはり僕を殺す気などない……試している、のか? いや、しかしただ単に魔術が苦手と言う可能性もあるしなぁ……)

「なにブツブツ言ってるんだ!! さあ、来い!」

二メートルの身の丈以上に長い大斧を構え、将軍が吠える。

「うわぁ……やっぱり殺す気満々なのか……」

遥風は腰にぶら下げた木刀を構えた。

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