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闇の王と光の騎士

第13章  魔界争乱

「は……お前……それで戦うっていうのか?」

「いけませんか?」

ももは将軍は顔に青筋をたて、震えた。

「お前はどこまでも俺をバカにしたいんだな? いいだろう……思い知らせてやる……」

「いや……別にそういう訳じゃ……」

「問答無用ッ!!」

並みの男では持つこともままならない戦斧を片手で軽々と振り抜く。

「うわっ!?」

そんなものを木刀で受け止められるはずもなく、用心棒は持ち前の素早さで避ける。

「逃げられると思うなよっ!!」

まるですすきの枝でも振り回すかのようにももはは化け斧を振り回す。

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