テキストサイズ

闇の王と光の騎士

第3章 混沌の幕開け

「いやっ……た、助けてぇえー!!」

逃げ遅れた幼い女の子にガーゴイルが襲い掛かる----


「散ッ……」

その瞬間、一人の男が屋根からガーゴイル目掛けて飛び込む。

片手には細くて長い剣を握っていた。

「グェエエエエッ!!」

絞め殺された鶏のような声を放ち、次の瞬間、ガーゴイルの首が体と離れて舞っていた。

「怪我はないか? 早く逃げろ」

その男の名は『月影真』。
乱れた世を救うために立ち上がった男だ。

「シャアアアアッッ!!」
「グォオオオッ!!」

仲間を殺されたガーゴイルやオークが牙を剥いて月影に襲い掛かる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ