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闇の王と光の騎士

第3章 混沌の幕開け

「こ……国王様の命でございまする……」

すまいるの命に従わねば死刑。

伝令は決死の覚悟で職務を果たす。

「くっ……!!」

ももは将軍は奥歯を噛み締め悔しがる。

「者共!! 撤収だ!! 帰還するぞ!!」

忌々しさを噛み殺しももはが号令をかける。

腐りきった王国の中に残る正義の英雄も国王には逆らえない。

やり場のない憤りを胸にももはは中央都市へと帰還を始めていた。

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