闇の王と光の騎士
第16章 闇の王の粛清
メンバーの一人が布に包まれたみぃみぃの遺体を床に置き、布を捲る。
みぃみぃの死に顔は少しだけ笑っていた。
「……なに笑ってるのよ……私を幸せにしてくれるんじゃなかったの……ほんと……自分勝手……なんで……」
まあやは唇を噛み、込み上げてくるものを必死で押さえ込んでいた。
「お父さん!!」
「みぃみぃさんっ!!」
山賊達が連れていた子供達がみぃみぃの亡骸に抱きついて声をあげて泣く。
「お……とうさん……?」
戸惑うまあやを見て山賊の一人が苦笑いをしてまあやを見る。
「みぃみぃは……あいつは子供が好きでな……戦争で行き場をなくしたガキを拾って父親代わりとして面倒見てたんだよ……」
「そんなっ……!?」
『俺はガキなんて興味ねぇし』と語ったみぃみぃの声がまあやの脳内で甦った。
「……バカなんだから……本当に馬鹿なんだから!! 馬鹿ぁああ!!」
堪えきれず、まあやはみぃみぃの亡骸に抱きついて泣いた。
声が渇れるまで、大声で泣いた。
みぃみぃの死に顔は少しだけ笑っていた。
「……なに笑ってるのよ……私を幸せにしてくれるんじゃなかったの……ほんと……自分勝手……なんで……」
まあやは唇を噛み、込み上げてくるものを必死で押さえ込んでいた。
「お父さん!!」
「みぃみぃさんっ!!」
山賊達が連れていた子供達がみぃみぃの亡骸に抱きついて声をあげて泣く。
「お……とうさん……?」
戸惑うまあやを見て山賊の一人が苦笑いをしてまあやを見る。
「みぃみぃは……あいつは子供が好きでな……戦争で行き場をなくしたガキを拾って父親代わりとして面倒見てたんだよ……」
「そんなっ……!?」
『俺はガキなんて興味ねぇし』と語ったみぃみぃの声がまあやの脳内で甦った。
「……バカなんだから……本当に馬鹿なんだから!! 馬鹿ぁああ!!」
堪えきれず、まあやはみぃみぃの亡骸に抱きついて泣いた。
声が渇れるまで、大声で泣いた。