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闇の王と光の騎士

第3章 混沌の幕開け

「さあ、ともこ!! こっちだ!!」

シャルルは裏路地へと駆けていく。

「シャ……シャルルっ!?」

何がどうなってるのかまるでわからないともこだが、とにかくシャルルの後を追う。

町のあちこちから火の手も上がっていた。

悲鳴や怒声、賊の笑う声が聞こえてくる。

「この町はもうだめだ。逃げるしかない!!」

「で、でもお父さんとお母さんがっ……」

ともこは躊躇う。

「大丈夫。お父さんとお母さんは今日この町に居ない。探しに行くんだ!!」

「……うん」

何がどうなっているのかまるでわからないまま、ともこは町を飛び出した。

ペットであり、相棒であるシャルルと共に……

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