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闇の王と光の騎士

第20章 闇の王

「どうした? 俺を殺しに来たんだろ? 早くかかってこい……」

すまいる王からは尋常ではないほどの闘気がみなぎっていた。
心の底からすまいるを恐れていた人々にもう一度その恐怖を思い起こさせるには充分の迫力だった。

「来ぬならこちらから行くぞ!!」

すまいるは棍棒を振り回し、目の前の兵たちを叩き殺していく。

「うわぁっ!!」

叫びながら何名かが命懸けで飛び込む。

「なんだ、その及び腰はっ!!」

その攻撃を易々と受け、腹や頭を叩き割り殺す。

正に鬼神の如くの姿にますますクーデター兵は怯え、逃げ出していく。

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