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闇の王と光の騎士

第20章 闇の王

「追え!! 殺せ!! 一人たりとも逃すな!!」

すまいるの号令で指揮の上がった兵たちが追い討ちをかける。

前線で指揮を執るすまいるの姿はかつての国を統一したときのような迫力と威厳が漂っていた。


流石に最後の砦である中央都市は簡単には陥とさせない。



しかし中央都市以外、ほぼ全域を制圧された王国はもはや死に体であった。

たとえ一時侵入を防いだとしてもこのまま生き永らえるはずもなかった。

もはやクーデターの勝利は時間の問題のように思われた。


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