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闇の王と光の騎士

第20章 闇の王

そして彼女が地上に戻ったとき、事態は急速に変化していた。

ももは将軍に賛同するものたちが決起し、クーデター軍が各地を制圧していたのだ。

その勢いは燃え盛る炎のごとき速度で広がっていった。

世の中は暗黒の時代から新しい時代を迎えようとしていた。

しかし変革には血が付き纏う。
各地で負傷した王立軍の兵やクーデターの兵、一般市民たちが溢れていた。

焼け石に水とは思いつつもまあやはそれらの人々の傷を魔術で癒しながら回っていた。

そして遂に王国の支配は中央都市のみとなっていった。

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