闇の王と光の騎士
第3章 混沌の幕開け
アジトに突入した月夜野は唖然とした。
「…………え?」
そこには王立軍兵士の死体の山が積み上げられていた。
「馬鹿な王立軍どもが!! 貴様らの作戦などお見通しだ!!」
アマテラスのメンバーがせせら笑う。
アジトをわざとバラして迎え撃つアマテラスの作戦にまんまと引っ掛かったのは王立軍の方だった。
「くそっ!! 貴様らぁあアア!!」
部隊長が突撃する。
月夜野は慌てて物陰に隠れた。
隊長は呆気なくアマテラスメンバーに斬りつけられて倒れる。
「馬鹿な奴らだ……さあ、我々の勝ちだ!!」
アマテラスのリーダーらしき一人が剣を高らかに掲げ、叫ぶ。
メンバーも呼応して叫んだ。
(嘘……僕って仲間はおろか敵にすら存在見落とされてるっ!?)
隠れてるとはいえ見つけられない。
そのあまりの存在の希薄さに、さすがの月夜野もため息をついた。
目の前には先ほど勝どきの音頭をとったアマテラスのメンバーの背中がある。
「でやっ!! 喰らえっ!! 火炎術!!」
「ぐはっっ!?」
月夜野は一か八か火炎術を放っていた。
火炎術を喰らった男は燃えながらもがき苦しむ。
「やった! 僕でも出来るんだ!!」
敵を一人でも倒せた月夜野は歓喜しながらアジトを飛び出して夜の闇へと消えていった。
「…………え?」
そこには王立軍兵士の死体の山が積み上げられていた。
「馬鹿な王立軍どもが!! 貴様らの作戦などお見通しだ!!」
アマテラスのメンバーがせせら笑う。
アジトをわざとバラして迎え撃つアマテラスの作戦にまんまと引っ掛かったのは王立軍の方だった。
「くそっ!! 貴様らぁあアア!!」
部隊長が突撃する。
月夜野は慌てて物陰に隠れた。
隊長は呆気なくアマテラスメンバーに斬りつけられて倒れる。
「馬鹿な奴らだ……さあ、我々の勝ちだ!!」
アマテラスのリーダーらしき一人が剣を高らかに掲げ、叫ぶ。
メンバーも呼応して叫んだ。
(嘘……僕って仲間はおろか敵にすら存在見落とされてるっ!?)
隠れてるとはいえ見つけられない。
そのあまりの存在の希薄さに、さすがの月夜野もため息をついた。
目の前には先ほど勝どきの音頭をとったアマテラスのメンバーの背中がある。
「でやっ!! 喰らえっ!! 火炎術!!」
「ぐはっっ!?」
月夜野は一か八か火炎術を放っていた。
火炎術を喰らった男は燃えながらもがき苦しむ。
「やった! 僕でも出来るんだ!!」
敵を一人でも倒せた月夜野は歓喜しながらアジトを飛び出して夜の闇へと消えていった。