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闇の王と光の騎士

第3章 混沌の幕開け

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ミーカの目の前には恐ろしい悪夢のような光景が繰り広げられていた。

わずか六歳の彼女には、それはあまりに残酷な出来事だった。

五歳の時、王国に両親を殺された『ミーカ』を拾い、父のように育ててくれた反乱軍「アマテラス」のリーダー、マギトが火炎術で燃やされ、殺されたのだ。

「マギトさんっ!!」
「お父さんっ!!」
「死なないでっ!!」

アマテラスのメンバーはマギトに水をかけ、必死に蘇生を試みる。
しかし黒く肌が焼け爛れたその姿は手遅れであることを物語っていた。

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