テキストサイズ

闇の王と光の騎士

第3章 混沌の幕開け

----
--

「最近の山賊はくそみたいな奴らばっかだ!!」

「なんだよ、それ……山賊なんてみんなくそみたいな奴らだろ。最近も昔も……」

みぃみぃの熱い演説に仲間たちは「また始まった」といううんざりした表情になる。

「違うっ!! 山賊ってのはなぁ!! 山を通る豪商の積み荷や軍の物資を力づくで奪うものだ!! 山の通行料としてな!!」

「だからよぉ……みぃみぃ。俺たち山賊のどこに通行料を取る権利なんてあるんだよ」

「俺たちは山に住んでるんだ!! 山は俺たちのものっ!! そこを通るなら通行料を取るのは当たり前だ!! それより最近の山賊ときたら……山を降りて町を襲って……最低だろっ!!」

みぃみぃの独自な考えは山賊仲間には理解されない。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ