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闇の王と光の騎士

第3章 混沌の幕開け

「確かに山を降りて町を襲う山賊は最低だろうけど山で積み荷を襲うのも似たようなもんだろ?」

「全然違うっ!!」

ドンッとテーブルを叩く。

「いいか? 山賊ってのはなぁ!! 強くて悪い奴らからかっぱらうんだよっ!! 弱い市民から奪うのはクズだ!!」

「かっぱらいを働いてる時点で俺たち山賊はクズなんだよ」

「いいや、違うっ!! 山賊たるもの、強気をくじき弱気を救わねば!!」

「別に弱気を救ってなくね?」

みぃみぃの熱意は仲間たちには伝わらない。

しかしみぃみぃの実力に惹かれて集まったメンバーたちは基本的に彼に従っている。

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