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闇の王と光の騎士

第3章 混沌の幕開け

山賊といっても野蛮な格好は駄目だ、と力説するみぃみぃのために全員がタキシードのような正装をさせられている。

その姿から付近ではドレスアップ山賊団などと呼ばれている。

団員たちは不満で仕方なかったがみぃみぃ団長の趣味だから仕方がない。

「てか団員。見ろよ、積み荷積んだ馬車が山に入ってきたぜ?」

「おおっ!!」

見張りから双眼鏡を引ったくり馬車を確認する。

「あれは豪商クラモトの積み荷っ!! よし、皆のどもっ!! 行くぞ!!」

言うが早いかみぃみぃは飛び出していく。
残された団員たちはやれやれという顔でそのあとに続いた。

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