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「え、それって、これより怖いんですか？？」


友達が、目の前にあるスライダーをさして聞いた。


「うーん、怖いかもしれないけど…
一回経験してるなら怖くないよ？
君たちはそろそろ経験してもいい頃だと思うな！」


笑顔でお兄さんが答えてくれる。


そこまで言われたら！

もう！


「挑戦するっきゃないでしょ！！」


「「だよね！！」」


「オトナ用スライダーはこの上の階に乗り場があるよ！
いってらっしゃーい！」


スタッフのお兄さんは、まるで、千葉なのに東京と名乗っている遊園地のお兄さんのように、手を振ってくれた。


あたしたちは、意気揚々と上を目指した。