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☆Hな短編小説☆

第5章 電車2


正直、痴漢ごっこは嫌ではなかった。


さっきの痴漢は気持ちよかったし、本当のこと、つまり、イカされたことを言わなければそんなにひどいこともしないだろう。


「じゃぁミカちゃん、この壁側きて。」


促されるまま、椅子から立って壁側へと行く。


優くんとチラッと目があったが、悔しそうな顔をしていた。


優くんが気に病むことじゃないのに。


「えーと、ミカちゃんの方から近づいたんだよね?痴漢願望でもあったの?」


は、い!?


「ないですよ、そんなの!」


「そっかそっか。そんなに怒らないでよ。女側にも非があるかもしれないでしょ?」


まぁ、たしかに。

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