テキストサイズ

宮澤部長と私の関係性

第1章 宮澤部長


「立川さんのペアは僕がします。よろしくお願いしますね?そしたらみなさん仕事について下さい。今期もよろしくお願いします。」



「え…」



宮澤部長がペア…?!


どうしよ…なんだか少し緊張する


いや、少しじゃないんだけど(笑)



「立川さんは打ち合わせがあるのであとで部長室に来て下さい」





そう言い残して宮澤部長は部長室に入っていった






「ねぇ、那緒ちゃん宮澤部長とペアなんてやったじゃない♪」



隣で涼子さんが言った



涼子さんは5歳先輩で姉御肌



「どうしてですか?すごい緊張します!!」



「あら、宮澤部長はすごいモテるのよ?ほらあの見た目でしょ?憧れる社員は沢山いるんだから!まぁ私は興味ないけど(笑)あ、あと気をつけなさいよ?一応…宮澤部長は特定の彼女は作らないけど女の人とよく食事に行ってるって噂きいたから」






「そうなんですね…」



正直なんだか手の届かない人って感じだしまして上司に恋心なんて抱いてる場合ではない。私はまだ新人だし。




「先輩!ほら!打ち合わせあるんだから早くしてください」


「ごめんごめん!今いくー」


涼子さんはペアの加藤さんに呼ばれてその場を離れた





私も席を立って部長室に向かった





ストーリーメニュー

TOPTOPへ