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∮恋密度∮官能短編集 先生&生徒

第1章 純愛指導


「俺、一人暮らし長いからさ。相田に手料理食べさせようと思って‥」

そういいながら先生は後部席に視線をながす。

後ろにはスーパーの買い物袋が積まれていた‥


「オムライス好き?」

「え、あ、はい‥//」

上機嫌で語る先生にあたしは緊張しながら返事を返す

「‥緊張してる?」

「ハィ‥//」

「‥‥一緒‥」


「──?‥」

「俺も緊張してる‥‥」

「うそ‥先生どうみても余裕あるよ‥//‥
よくしゃべってるし…やっぱり大人だなって」


「──…余裕ないから喋ってんだろ?緊張してるよ‥‥すごく…」

先生のマンションの駐車場に着き車のエンジンを切ると先生はまた手を握った

「昨日も眠れなかった‥

フラレたと思ったらすごいショックで……余裕なんか全然ないよ…」


暗い車の中でそういいながら先生はまっすぐに見つめてくる‥

「香織‥」

「──!‥ン‥//‥」

そう言って先生は身を乗り出してあたしの唇を塞いだ


唇を食むようなキスから少しずつ濡れた舌が入り込み熱い吐息が漏れる‥

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