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∮恋密度∮官能短編集 先生&生徒

第1章 純愛指導


唇を放し、熱で潤んだ瞳を向け切なそうに微笑むとため息交じりに言葉を漏らした

「っ‥‥ヤバ‥‥ほんとに余裕ねー‥っ」


苦しそうに顔を歪め、先生はそう言ってあたしを強く抱きしめた。



「ごめんな‥」

体を離し謝る先生にあたしはうつ向き首をふる

手を握ったまま買い物袋を下げて先生の部屋に入ると先生はすぐに食材を取り出し料理を始めた


「先生、すごい…//」


「だろ?‥味もすごいぞ」

見事な半熟オムライスの出来上がりにあたしは素直に尊敬の声をあげる

ソースも手作りのデミグラスソース。

「お前も料理する?」

「普通に‥でもこんなにプロなみには‥//」


「なにが得意?」

「特にはないです‥
ひととおり、はなんでも」

「白和えとか作れる?」

「あぁ、はい‥」

「マジ!?俺あれ好き!
あーいう料理って男は苦手なんだよな‥
炒めものは簡単だろ?
フライパン振るのも男ほうが力あるから炒めものは男の料理なんだよな。
今度作ってよ!」

「はい‥」


饒舌に語る先生に乗せられあたしはつい返事してしまっていた‥


食事をすませお礼に洗い物を‥そう思ったあたしを先生は引き止める。

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