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溺れる電車

第5章 愛おしいなんて。



「でも、続いてないじゃん」



そういわれると、心がチクリと痛む。



「でも、多分、続くよ」



訳の分からないことを優人が言う。

そうすると、優人が立ち上がり、


軽く私のくちびるにキスをする。



「ん…」



なんだろう、この気持ち。

ちくちくして、


苦しいよ。




それから、私は黙ったままだった。



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