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第11章 ☆お仕置きとふいうち

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翌日の金曜日。


朝8時半、会社のロッカールーム。


着替えをしていた麻里奈が、私を見るなりため息をついた。




「………彩。

あなたその顔で受付するつもり?

仕事する気あるのかしら?」




麻里奈が言った通り、私の顔は涙でヒドイことになっていると思う。


電車の中でも構わず泣いてたから、周りの視線が痛かった。




「で?
今日はどんな不満を私に愚痴るの?」




大抵、『聞いてよ!』から始まる私。


麻里奈はもう慣れてるんだろうけど。


この涙は、違うの。





「………って、言った」



「は?」



「…………っ

翔ちゃんが

ありがとうって、言った……!」

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