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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第22章 ★フライングプロポー…ズ?

「……で、ヒカルは?」

「ヒカルちゃんは、麗子さんと一緒に別の車に乗っていったよ♪」

「……………」

「クラブに行くんだって。
2人で肩組んでね~、すっごい仲良しだったんだよ~♡」




……さよ~なら、ヒカル。


せっかく4月の売上No.1店長へと導いてやったっつーのに


俺の忠告を無視し、魔王と手を組んだお前にもう用は無い。


美和の為にも、これからお前がフラれようが泣き喚こうが、俺は今後一切助けてやらねーからな。


………だけど




「………あいつ、楽しそうだった?」




俺が聞くと、美和はにんまり笑った。




「うんっ!
ヒカルちゃん、い~っぱい笑ってたよ♡」

「………あっそ」




1番の目的が達成された事を知った今、これでもう思い残すことは何も無い。


美和の背中に手を回して、ホックを外そうとすると




「ヒメ、先にお風呂入ったでしょ?」

「………入ったけど」

「どうしてここにいるの?」

「……………」

「先に寝てていいよ~♡」




へらっと笑った美和は


俺を廊下に押し出して、バスルームのドアを閉めた。

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