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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第22章 ★フライングプロポー…ズ?

「……あいつ、愛情薄くね……?」




って、誰に聞いてるんだよ!


この俺様に独り言を言わせやがって!


ブツブツ言いながら冷蔵庫を開けて、500mlのミネラルウォーターと瓶のウォッカを取り出す。


サイドテーブルにそれを置くと、ベッドに腰を下ろして溜息をついた。



………ついこの前、私だけを見てとか、俺が大好きだとかブチ込んできたくせに


それに乗せられて踏みこんだ途端このザマだ。



「……………」



いや、元気出せ俺。

あいつは俺を好きで、俺の彼女なんだから不安になる必要なんて無い。


………酒だ。

全てはこいつが悪い。


ウォッカを睨みながらも、一気飲みして気を落ち着かせる。



………俺、なんでこんなに美和にハマってるんだろう。


仕事してる時も、平日に逢えない時も、こうしてすぐ近くで風呂に入ってる間も



気付いたら、いつも美和の事ばかり考えている。



今だって、無意識のうちにちゃっかりドライヤーを用意してスタンバってるし……


……軽くどころか、マジで危ねーよ……

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