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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第26章 ♡極上彼氏

さっきとは一変した、色気のある表情で


莉央は再び私の手を握った。




「 “ 立派な彼氏として認定されたい ” 」


「……えっ……?」


「2週間前に言ったあの言葉は

俺の本音」


「…………!!」


「真っ直ぐなお前に、似合う男になりたいって思ってる」




莉央の手から、温かさが伝わってきて

尋常じゃないほど、心臓がバクバク鳴り響いてる。




「なぁ、教えろよ。
沙月が俺にして欲しいこと」

「…………っ」

「俺が出来ることなら、何でもしてやりたい」




……ど、どうしよう……

どうすればいい?


莉央の言葉の、ひとつひとつの威力が凄すぎて

胸が破裂しそうで、何も言えなくなってしまう。




「お前が楽しいなら、あのテーマパークも付き合ってやる。
パスポートだって手に入れてきてやるよ」


「…………!」


「お前が元気になるなら、どこにでも連れていく。
海でも山でも、国内でも海外でも、行きたいところは全部行こうぜ」


「…………っ」


「お前が疲れたり悲しいことがあれば、いつでも取り除いてやるから。

顧客満足度No.1の俺が、最強の笑いを提供できるって、既に実証済みだろ?」

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