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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第26章 ♡極上彼氏

………認定どころか、試験するまでもなく一発合格。


もう、軽くプロポーズじゃないの……




「……泣き虫。

何度も言わせるなバカが」


「…………っ」




だって、勝手に溢れてきちゃったんだもの。


普通の男だったら絶対言わない甘い言葉を、どうしてそんな簡単に伝えてくれるの?




「……私を泣かそうとして、無理して言ってるんでしょ?」

「は?」

「……っそ、そんなセリフ、今時恋愛ドラマにも使わないよ」




涙が止まらないから、つい捻くれたことを言ってしまったけど


莉央は全くもって照れる様子が無い。




「全然?」

「………!」

「俺、全然平気」




莉央はもう一度優しく微笑んだ。




「心の声を言葉にできるのが、嬉しいから」


「…………っ」


「……嬉しいんだよ、沙月」

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