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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第29章 ♥隠れて甘いkissをして/立花と香

「…………」



ボディビルダーがよくやる、サイドチェストと呼ばれるポーズを決めたアンジー。


1人だけ拍手をした翔太が、項垂れた俺を見て溜息をつく。



「彰、さっきからなんなんだよお前。
お偉いさんの相手なんて慣れてるだろ」

「……お前、分かってないよ翔太」



スポンサーが提示してきた条件を聞いてピンときた。


隼人だけならまだしも、複数って指定してきたなら……



「さ・す・が・ね♡ 立花」



イスに座り直したアンジーがニヤッと笑う。



「出資スポンサーは、毎度おなじみのキー局とレコード会社。
女社長とその娘でしょ~、あと世間知らずのお嬢さん達も来るわ」

「………!!」



翔太が目を丸くする後ろで、今度はシゲさんが溜息をついた。


隼人は表情ひとつ変えない。



「所属アーティストや女タレントも顔出すみたいよ。
女優の○○とか~、○○アイドルとか~」

「え!!マジっすか!?」

「ノッてきたわね細マッチョ♡
気に入った子がいたらお持ち帰りしてもいいわよ♡
テリトリー外ならアタシには関係ないし~」

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