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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第29章 ♥隠れて甘いkissをして/立花と香

………あからさまにウキウキしやがって。


独身は気楽でいいよな……って


お前ついこの前、彩ちゃんに逆プロポーズされたとか言ってなかったか?



「な~るほどね」



急に髪型を整えだした翔太が頷く。



「単なる接待ならまだしも、相手が女ってことで
お前の心に、後ろめたさが溢れちゃったってわけか」

「…………」

「言えないけど言わなきゃ、的な?」

「…………」

「ピュアすぎて理解できねーわ。
つーかどんだけ嫁に惚れてるんだよ?」



………反論できないから、何も言えない。


不器用ねぇ~~とゲラゲラ笑うアンジーの横で、隼人も楽しそうに微笑んでいる。


……こいつ……



「……隼人。
余裕ぶってるけどお前はどうなんだよ」

「何が?」

「咲原に今夜のこと言ってあるわけ?」

「言ったよ」



煙草を咥えるだけで絵になる男は、さらりと答えた。



「だけど、仕事って伝えただけ。
やましいことは何もねぇし、詳しく説明する必要もない」

「…………」

「あいつは俺を理解してくれてるからな」

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