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第30章 ♥隠れて甘いkissをして/wedding ceremony

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隼人のシゲさんへの想いを聞いて、私は胸が熱くなった。


だから、今日こうしてここにみんなで来ることができて、本当に良かったって心から思ってる。


……なのに……


家族はまだギャーギャー騒いでいて、もう溜息を漏らすしかない。


内気な性格の私が、この家族と血が繋がってるんだから不思議。


結婚式では、特に決まった進行項目はないけど


……私、ちゃんと感謝のお手紙とか書いてきてるんだよ?


この人達、落ち着いて聞いてくれるのかしら……



「……あ……」



目線を前に向けると、少し離れたところでシゲさんがぽつんと座っていた。


………?


どことなく寂しそうな顔をしていることに気付く。


……そういえば、最近元気なかったかも………


準備で忙しくて話す機会も少なかったけど、何かあったのかな………



私は、部屋の外に出てタバコを吸っている隼人の元へ向かった。

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