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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第30章 ♥隠れて甘いkissをして/wedding ceremony

「……それにしても、なんなの左側のコミカル家族は」



アンジーの言葉に、彰くんと香ちゃんも振り返る。



「……咲原先輩のお母様、バッチリ留袖着てますよね///
お父様はアロハシャツなのに」



ハワイアンドレスを着た香ちゃんが、ぷくくっと笑う。



「あれは父親の方が正しいのヨ?
ハワイ挙式はこーいう格好で良いって言ってあったんだから」

「弟も上から下まで、全部雑誌と同じ格好だし……
隼人リスペクト感がすげーな」

「……………」



その3人を、俺も無言で見つめる。


由宇ちゃんの家族との顔合わせで、隼人の両親の事を簡単に話した時


由宇ちゃんのご両親は、目に涙を浮かべて俺にこう言った。




『では、こんな素敵な隼人さんをお育てになったのは、重行さんなんですね。


……あぁ、すみません。


いい年して泣くなんていけませんなぁ。


ただ、あなたのお陰で、由宇はこんなご立派な人と出逢えたんだ。


なんて感謝を申し上げたらいいか……


本当にありがとうございます』

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