
♡*:。.rena's world story.。:*♡
第32章 ♥隠れて甘いkissをして/propose2
「………由宇」
私が振り向く前に
その大きな手が、後ろから私の体をふわっと抱きしめた。
「……待たせて、ごめん。
もう、絶対に離れないから」
「……………っ」
愛しい声に、涙が溢れる。
でも、決めてたんだ。
隼人を迎えるときは………
「……お帰りなさい、隼人」
私は隼人の腕の中でくるっと振り返ると
笑顔で彼の名前を呼んだ。
「……ただいま」
微笑んだ彼の顔を見て
既に私はノックアウト寸前。
……か、かっこよさが、半端ないくらいパワーアップしてる……!!
夜景なんて霞むくらい、隼人は神々しく輝いていた。
