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第32章 ♥隠れて甘いkissをして/propose2


「……ん……っ」



隼人の舌が絡んで、甘くて深いキスが続く。

久しぶりの快感に、もう何も考えられなくなる。



「……っ…あっ……」

「……やばいな。
このままだと止まらない」



隼人は私の体を強く抱きしめたまま、唇を少しだけ離すと

おでこを私のおでこにつけて、ふっと笑った。



「早く抱きたいけど、ここに呼んだのはその為じゃない。

……1年前に、ここで渡したやつ。

持ってきた?」


「……………!///」




隼人の言葉に、心臓がドクッと鳴る。


………もう、爆発しちゃいそうだ。




「……持ってきました」




私が小さく答えると、隼人は私の手を取り、ぎゅっと握った。




「じゃあ、出して。


離れていた間の、積もる思い出話はたくさんあるけど


その前に……


あの日の約束を、今ここで。


俺の想いを、由宇にもう一度伝えるから」

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