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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第36章 ☆*♪ X’mas short short *last*

「…………」




………ん?


……フライト……?




「キ~~!!
クリスマスまで人をこき使うなんて!!」



そう喚きながらも、アンジーはシートベルトをしっかり締めて


大通りに向けて、アクセルを踏みだした。




「は、隼人……?」




ライターが見つからなかったのか、吸わずに煙草をしまうと


理解の追い付かない私を見て、隼人はニッコリと微笑む。




「ヨーロッパのクリスマスは

年末までその装飾を外さずに、イベントを続ける国も多いんだ」


「…………!」


「最初はドイツで、そのあとは特に決めてないんだけど。

まぁ、あっちには色々知り合いもいるから、なんとでもなるよ」


「……あ、あの……?」




放心する私を、左手でぐっと引き寄せると


隼人は私のおでこに、チュッと軽いキスをした。




「10日しかないけど、楽しもうね」

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