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♡*:。.rena's world story.。:*♡

第36章 ☆*♪ X’mas short short *last*

「~~~~!!??」



今度は頬へと唇を移して、隼人はキスを続けるけど


衝撃すぎて、私は固まったまま動けない。



「……りょ、旅行するの……!?」

「そうだよ」

「ま、まさかとは思うけど……今からってわけじゃ……」

「 “ 有給 ” の事前申請って、1ヶ月前にしないといけないんだってな」



隼人はケロッとしている。



「香ちゃんに協力してもらえて良かったよ」

「………!!」

「サプライズでクリスマスから休ませたいんだけどって言った、その一言だけで
上司への報告も含め、色んな手続きを済ませてくれたらしい」




“ 来年も宜しくお願いしまぁす! ”


“ 年始は4日からだから、忘れんようにな ”



「…………っ」



帰り際、不思議に思った香ちゃんと主任の言葉。


今になってその意味を理解することが出来た。


で、でも………!




「隼人、このまま空港へ行くの!?」

「ちゃんと由宇のご両親にも言ってあるから、大丈夫だよ。
一応、電話しておいたら?」

「そ、そうじゃなくて、私何の用意も……!」

「由宇のパスポート、持ってきてるから」

「…………!!」

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