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Star crew

第2章 悲劇

どのくらい屋上に居たんだろうか。

何度同じことを呟いているだろうか。

「記憶が消えている…」

たぶん、100に近いほど呟いている。

どうにか僕だけの記憶が残ってますように…
そんな自分勝手なことまで思った。

君の両親もきっとそう思ってる。

親の顔と名前だけでも
親ということだけでも覚えていることを願ってる。

親と僕…

「君は…どっちを…覚えていますか…?」

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