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Face

第2章 幼少期

真っ白になる頭の中


危ないらしい その言葉がぐるぐるしている


父は少しまえから入院していた

見舞いに幾度に
“大丈夫だから、お前は学校に行きなさい”
そう言っていた


昨日も行ったばっかりだったのに

死ぬの?死んじゃうの?


とめどなく流れてくる涙


急いで用意し、父の姉の車にのり病院へ向かった


病室に集まる親戚、医者
事の重大さを物語っていた

父の近くにいき
「パパ!パパ!やだよ!行かないでよ!パパ」

開くことのない目
かえってくることのない声



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