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Face

第3章 東京

“ここでは一夜にして多額の金が動く。君みたいな田舎から来て初めての子はみんなそれにのまれて自分を見失う”


そう言われて私はそのままにした


父が死んでからすぐ地元を飛びてて
誰もしらない場所で新しいスタートを切ろうとしてこの世界に入った

もうこの店で3店舗目になる


「沙耶さんお願いします」


ボーイが呼びにくる


また次の男の元へ向かう



「また来るね。待っててね」


心にもない笑顔を振りまいた

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