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君が大好き~イケナイコトしようか~

第5章 風邪と電話

「泣いてないよ…。しばらく諒の声聴いてなかったから、その…。」


「俺も綾の元気な声が聴けて嬉しいよ。今すぐ綾を抱き締めたい。」


「うん、私もだよ。」


「そうしたいけど、ごめん。‥俺、まだ帰れなくて…、あ~なんで俺、綾の近くにいないんだ。」


「私は平気だから。」


「何それ、‥綾は俺に会いたくないの…。」


「そうじゃなくて…(焦)」


「俺は今すぐにでも飛んでいきたいのに、綾はそうじゃないってことでしょ?」


「そんなこと…。‥わ、私だって本当は‥会いたいから。」


「ホントに?」


「ホントだよ。諒にぎゅってしてもらいたい///」


「‥綾、ッ―――。」


電話越しに綾への想いが募って行く。

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