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君が大好き~イケナイコトしようか~

第5章 風邪と電話

「で、でも我慢する。諒はまだ合宿の途中でしょ?試合もあるみたいだし…。」


「まっ、そうだけど。」


「試合、頑張ってね。応援してるから。」


「ありがと。綾に会えるまでの試練だと思って頑張るよ。」


「‥うん、頑張って?」


「じゃ、そろそろ切るよ。」


「そう‥だよね…。」


「ねえ、綾。」


「うん?‥何?」


「俺、帰ったら綾の部屋に行くから『おかえりのキス』、してよ‥ね。」


「えっ!?」


「それとも…。」


「そ、それはダメっ。」


顔を真っ赤にしながら応える。

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